ボルダリング上達法【バランスと重心の基本】
ボルダリングが初めての方や初級者の方は、
中級者以上の人が登っている姿を見て、
「なんだか楽そうに登っているな」と感じたことがあると思います。
前回のブログでは、
ボルダリングは仕組みを理解することが大切というお話をしました。
実は、ボルダリングやクライミングには
基本となるフォームがあります。
今回はその中でも、
まず最初に知っておきたい
バランス(重心)の取り方についてお話しします。
まずは「バランス(重心)」の考え方
ボルダリングは、重力に逆らって登るスポーツです。
そのため、必ずどこかに負担をかけながら登ることになります。
たとえば、
どんなに力持ちの人でも3時間逆立ちはできませんが、
3時間立ち続けることはできますよね。
それだけ足はスタミナもパワーも腕より優れているということです。
バランスを取るとはどういうことか
バランスを取るというのは、
「どこに力がかかる状態を作るか」ということです。
理想は、
足にしっかり力がかかり、なおかつ安定した状態を作ること。
人は地面に立つとき、
両足を適度に開き、
重心が身体の中心を通るようにすると、
自然と安定します。
3点支持という考え方
この状態で、
体の中心線上にあるホールド(壁についている突起物)を持つと、
**「3点支持」**と呼ばれる、安定した体勢が作れます。
ボルダリングでは、
足を移動する際に必ず片足になる瞬間があります。
手も同様に、どちらかの手を離す場面が出てきます。
そのとき、
バランスが取れていないと、
本来足にかかるはずの負担が手や腕に集中してしまいます。
簡単にできるバランスチェック
ここで、誰でもできる簡単な確認をしてみましょう。
左手と左足を、垂直な壁にくっつけた状態で、
左足を上げてみてください。
おそらく、
問題なく左足を上げられたと思います。
これは、
左手の支えと、右足で突っ張ることで、
重心が体の中心を通っているからです。
では次に、
同じ状態のまま右足を上げてみてください。
倒れてしまう、もしくは上がらなかったのではないでしょうか。
これは、
バランスの中心線が
左手と左足を結んだ線上にあり、
体の中心に重心が来ていないためです。
手が開いたときのバランスの取り方
次に、両手が開いている場合です。
このときは、
逆三角形を作るようにバランスを取ることが大切です。
- 手が縦に並んでいる
- 同じホールドを持っている
こうした場合は、
足を開いて3点支持を作ります。
一方で、
両手が左右に開いている場合は、
開いた両手の中心に、重心が乗る足を移動させて
逆三角形の3点支持を作ります。
三角形と逆三角形を意識する
つまり、
ボルダリングでは
- 三角形
- 逆三角形
この2つを交互に作りながら、
バランスを取っていくことが大切になります。
登っていて、
- 動きづらい
- 手にばかり負担がかかる
- 次の一手が出ない
そんなときは、
足の位置を変えて3点支持を作れているかを意識してみてください。
まとめ:足で登るための第一歩
このように、
ボルダリングでは
バランスを整え、足で登ることがとても重要です。
ただし、
ここで紹介した内容はあくまで基本です。
ホールドの形状や壁の角度、
グレード(難しさ)によって、
バランスの取り方は変わることもあります。
まずは、
「手で引く前に、足と重心を見る」
この意識から始めてみてください。
次回は足の使い方基本編です。




