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ボルダリング上達法 その5(足の使い方中級編)
目次
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足の使い方基本編)
● ボルダリング上達法その4 (ムーブの種類を知ろう基本編)
シューズ
● クライミングシューズの選び方その1 (種類)
● クライミングシューズの選び方その2 (サイズ&タイプ)
前回のボルダリング上達法 その3(足の使い方基本編)では、初心者さんが登る際に壁に付いたホールドへの立ち方や、なぜつま先を使うか等説明させて頂きました。
今回は、その他の足使いについて書いていきたいと思います。
ボルダリングは「腕で登るスポーツ」というイメージが初心者さんはあると思いますが、基本的に足で登ります。
脚力に比べれば腕力はとても小さいものになります。
生活していれば、「重力に逆らって立っている事」も、ある意味足の筋肉トレーニングになっています。歩行は最たるものです。
同じ事を腕でやっていると思ってください。
脚でただ立っている=逆立ち 歩行=逆立ちで前へ進む
普段何気なく生活しているだけで、皆さん足へ負担をかけて筋肉トレーニングしているのですね。
ボルダリングでも、その私生活で鍛えてきた脚力の「強み」は活かしていきましょう。
まず前回の基本編での「爪先で立つこと」をふまえた上で、中級者になった時の足使いを練習してみましょう。
立ち方の種類として「インサイドエッジ」も「アウトサイドエッジ」も基本的にはつま先です。
つま先立ちをキチンと出来ていないと、悪い癖がついてしまい「ベタ置き」のクセが抜けなくなります。
その際に、シューズのサイズも重要です。
緩すぎるシューズを履いてしまってはつま先の感覚がつかめない為に「ベタ置き」になってしまいます。
初心者のうちに「つま先立ち」を自然とできるようにしましょう。
★ スメアリング
角度の付いていない滑りそうなホールドやウォール(壁)に、ソールを押しあてて踏むテクニックです。
一見ベタ置きに近いですが、土踏まずで踏むという事はありません、注意しましょう。
力の入れ方のコツとしては、ホールドや壁を上から踏むのではなく、斜めから押しあてる様なイメージです。
この時に体が壁にくっついてしまっていては、角度がつけられず真上から踏んでしまい滑ってしまいます。
身体を少し壁から離して、角度を付けて押しあてるのがポイントです。
力の入れ方が足りないと滑ってしまいますので、しっかり力を入れて押しあててください。
★ ヒールフック
踵をホールドかカンテ(壁の角度が付いている場所)などに引っ掛けるテクニックです。
腕だけでは引き上げがきつい場合や、角度のきつい傾斜壁やルーフ(屋根の様な壁)で、片腕になってしまうと落ちてしまう時などに足を手の代わりとして使います。
ヒールフックは、中級以上の課題では必要不可欠になってきます。
★ トゥーフック
足首を曲げて、足の甲をホールド、またはカンテに引っ掛けるテクニックです。
レスト(登っている最中に休む事)のときや、片腕になる時、バランスが崩れるのを防ぐ等、様々な使い方があります。
基本的は体をくの字にまげて、足を延ばして引っ掛ける様に使います。(例外もあります)
足の甲の部分を引っ掛けるのですが、最近のクライミングシューズにはラバーが貼ってあり滑りにくくしている物もあります。
★ はさみこみ
角度のきつい傾斜壁や、ルーフ(屋根の様な壁)でよく使われるテクニックです。
主に、つま先で引っ掛けられない場合や、持っているホールドが殆ど持てない時に、足で挟んで手の負担を減らしたりします。
奥側の足はトゥーフックの様に引っ掛けて、手前側の足は押し当ててはさみます。
★ ニーバー
大きくせり出たハリボテやホールドに、足(主にふともも部分)を引っ掛け、引っ掛けた足を突っ張り体を安定させるテクニックです。
引っ掛けたハリボテやホールドの形状にもよりますが、手を離してノーハンド(何もホールドを保持していない状態)になる事も可能。
引っ掛けたい足のつま先でホールドをしっかり踏み、ハリボテなどに膝から太もも部分を引っ掛けます。
足の長さや身体の大きさにもよりますが、その際ホールドを踏んだ足の踵をしっかり上げて突っ張ります。
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足の使い方基本編)
● ボルダリング上達法その4 (ムーブの種類を知ろう基本編)
シューズ
● クライミングシューズの選び方その1 (種類)
● クライミングシューズの選び方その2 (サイズ&タイプ)
前回のボルダリング上達法 その3(足の使い方基本編)では、初心者さんが登る際に壁に付いたホールドへの立ち方や、なぜつま先を使うか等説明させて頂きました。
今回は、その他の足使いについて書いていきたいと思います。
ボルダリングは「腕で登るスポーツ」というイメージが初心者さんはあると思いますが、基本的に足で登ります。
脚力に比べれば腕力はとても小さいものになります。
生活していれば、「重力に逆らって立っている事」も、ある意味足の筋肉トレーニングになっています。歩行は最たるものです。
同じ事を腕でやっていると思ってください。
脚でただ立っている=逆立ち 歩行=逆立ちで前へ進む
普段何気なく生活しているだけで、皆さん足へ負担をかけて筋肉トレーニングしているのですね。
ボルダリングでも、その私生活で鍛えてきた脚力の「強み」は活かしていきましょう。
まず前回の基本編での「爪先で立つこと」をふまえた上で、中級者になった時の足使いを練習してみましょう。
立ち方の種類として「インサイドエッジ」も「アウトサイドエッジ」も基本的にはつま先です。
つま先立ちをキチンと出来ていないと、悪い癖がついてしまい「ベタ置き」のクセが抜けなくなります。
その際に、シューズのサイズも重要です。
緩すぎるシューズを履いてしまってはつま先の感覚がつかめない為に「ベタ置き」になってしまいます。
初心者のうちに「つま先立ち」を自然とできるようにしましょう。
★ スメアリング
角度の付いていない滑りそうなホールドやウォール(壁)に、ソールを押しあてて踏むテクニックです。
一見ベタ置きに近いですが、土踏まずで踏むという事はありません、注意しましょう。
力の入れ方のコツとしては、ホールドや壁を上から踏むのではなく、斜めから押しあてる様なイメージです。
この時に体が壁にくっついてしまっていては、角度がつけられず真上から踏んでしまい滑ってしまいます。
身体を少し壁から離して、角度を付けて押しあてるのがポイントです。
力の入れ方が足りないと滑ってしまいますので、しっかり力を入れて押しあててください。
★ ヒールフック
踵をホールドかカンテ(壁の角度が付いている場所)などに引っ掛けるテクニックです。
腕だけでは引き上げがきつい場合や、角度のきつい傾斜壁やルーフ(屋根の様な壁)で、片腕になってしまうと落ちてしまう時などに足を手の代わりとして使います。
ヒールフックは、中級以上の課題では必要不可欠になってきます。
★ トゥーフック
足首を曲げて、足の甲をホールド、またはカンテに引っ掛けるテクニックです。
レスト(登っている最中に休む事)のときや、片腕になる時、バランスが崩れるのを防ぐ等、様々な使い方があります。
基本的は体をくの字にまげて、足を延ばして引っ掛ける様に使います。(例外もあります)
足の甲の部分を引っ掛けるのですが、最近のクライミングシューズにはラバーが貼ってあり滑りにくくしている物もあります。
★ はさみこみ
角度のきつい傾斜壁や、ルーフ(屋根の様な壁)でよく使われるテクニックです。
主に、つま先で引っ掛けられない場合や、持っているホールドが殆ど持てない時に、足で挟んで手の負担を減らしたりします。
奥側の足はトゥーフックの様に引っ掛けて、手前側の足は押し当ててはさみます。
★ ニーバー
大きくせり出たハリボテやホールドに、足(主にふともも部分)を引っ掛け、引っ掛けた足を突っ張り体を安定させるテクニックです。
引っ掛けたハリボテやホールドの形状にもよりますが、手を離してノーハンド(何もホールドを保持していない状態)になる事も可能。
引っ掛けたい足のつま先でホールドをしっかり踏み、ハリボテなどに膝から太もも部分を引っ掛けます。
足の長さや身体の大きさにもよりますが、その際ホールドを踏んだ足の踵をしっかり上げて突っ張ります。