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ブログ コラム: 2017年6月
クライミング、ボルダリングでのスタート
こんにちは、シモンです。
今日は、クライミング、ボルダリングでの「スタート」について。
コンペや岩場、ジムによって少しずつスタートに対してのルールが変わっていて、曖昧な事もしばしば。
基本的な認識としては・・・・
「スタートホールドを両手で保持して、マットから足を離してからスタートです」
上記が認識としては多い事かと思います。
まずここで「保持」とはどういうことか。
「保持」という意味としては
【たもち続ける事】【持っている事】
僕の認識としては「触れていればOK」だったのですが。
IFSCのルールによると、
7.2.5 各ボルダーには明示された以下の開始位置がなければならない。
a) 両手のマーキングされたハンドホールド
b) 随意で片足または両足のマーキングされたフットホールド
7.9.1 各ボルダーでの選手の競技開始は通常以下のとおり:
a) マーキングされたハンドホールドを両手で保持
b) スタートとしてマーキングされたフットホールドがある場合、片足をそのフットホールドの内 の 1 つに置く ボルダーのスタートとして両足のフットホールドがマーキングされている場合、選手はそれ以上の ムーブをおこなう前に、残りの足を残りのフットホールドに置かねばならない。
7.9.2 選手がスターティング・ホールドに地面の上から手が届かない場合、スターティング・ホールドに 跳びついてスタートすることができる。
7.9.3 選手の身体の全てが地面から離れることをもってアテンプトの開始と見なされる。
「保持」の解釈が難しいところです・・・
「足がマットより離れていなければならない」
これも認識としては皆さんご存知だと思います。
正確には、「スタートホールドに触れて地面より体が離れた時点でスタート」というのが正しいと思います。
なので逆にスタート落ちも、アテンプト1回となるので注意ですね。
この頃ジムによってスタート時に左右のフットホールドを指定している事も。
セッターさんの意図する動きにしてほしい、あるいは地ジャンで飛ばれたりしない様にの措置だとは思います。
こちらもIFSCに載っている事ですが・・・・
走って行ってフットホールドを蹴ってスタートホールドに飛びつくようなスタート。
従来は、必ずフットホー ルドの指定があったが、それが無くなった。このため、足のスタートホールドが指定されていない場合は、ジャンプ後=身体が地 面(マット)から離れた後は、7.9.3 の規定でアテンプトは開始しているため、スタートホールド以外に触れることは可能と考えら れる。
さらに、ハンドホールドについては、アテンプト開始以後であれば、その保持以前にスタートホールド以外のホールドに触れては いけないという規定は見当たらない。
従って、足のスタートが指定されていなければ、ジャンプ後にフットホールドを蹴ってスタ ートホールドに飛びつくようなムーブが設定可能と言うことになる。
地ジャンスタートに関しては、ややこしい事が多そうですね。
BloCのルールによると。
2.1 アテンプトは、定められたスターティング・ポジションから選手の身体のあらゆる部位が地面から離れたと きに開始とする。
※スターティング・ポジションとは、定められたスタートホールドを両手(左右異なる場合もある)で保持し、 両足を定められたホールドか壁に置く状態である。
こちらの「状態」をどうとらえるかによると思います。
コンペの種類も増えて色々なジャッジの合否もあるとは思いますが、
「スタートポジションとは、両手をスタートホールドに触れている状態でかつ足がホールド、もしくは壁をついて地面から体が離れている状態をスタートとしてみなす」
足が地面より離れるのと、片手でもスタートホールドより離れるのが同時では上記の「状態」とは認められないですね。
話は少しそれますがIFSCルールによると
7.4.4 採点のために選手が以下のことをおこなうごとにアテンプト1回が加算される。
a) 7.9.3 の規定にしたがいボルダーを登り始めた;
b) スターティング・ホールド以外に手または足で触れた、もしくはチョークをつけた;
c) 「ティックマーク」を追加した。
つまりアテンプト1回覚悟で、ホールドを触って持ち感を確認するのはOKという事になってしまいますね。
まとめ
「スタートポジションとは、両手をスタートホールドに触れている状態でかつ足がホールド、もしくは壁をついて地面から体が離れている状態をスタートとしてみなす」
ありがちなダメなスタート
1、スタートホールド以外のホールドを使って、スタートポジションに付いてからスタートする事。
2、スタートホールドを両手触れずに、1手目を取りに行く。
3、マットに足がついている状態で1手目を取りに行く。
注※ ホールドをブラッシングなどのクリーニングは手で触っていないために認められます。
グレーなスタート(指示がある場合は認めている事も)
1、地ジャンスタート(こちらは指示や説明がある場合が多くOKとされている場合が殆どです)
両手を触れて、指定フットホールドに乗せていないため、「状態」とは呼べない。
2、ホールドには触れていないが、ウォールを使用してのスタートポジション。
どちらにしても、基本的なスタートとしては両手、マットから離れて。ですがジムや岩場によって変わることも。
コンペなどで疑問に思う事や、グレーだと感じたらジャッジや運営の方に確認してみるといいですね。
上記に関しまして、間違い等がありましたらご指摘いただけると幸いです。
では、
良いクライミングライフを!
今日は、クライミング、ボルダリングでの「スタート」について。
コンペや岩場、ジムによって少しずつスタートに対してのルールが変わっていて、曖昧な事もしばしば。
基本的な認識としては・・・・
「スタートホールドを両手で保持して、マットから足を離してからスタートです」
上記が認識としては多い事かと思います。
まずここで「保持」とはどういうことか。
「保持」という意味としては
【たもち続ける事】【持っている事】
僕の認識としては「触れていればOK」だったのですが。
IFSCのルールによると、
7.2.5 各ボルダーには明示された以下の開始位置がなければならない。
a) 両手のマーキングされたハンドホールド
b) 随意で片足または両足のマーキングされたフットホールド
7.9.1 各ボルダーでの選手の競技開始は通常以下のとおり:
a) マーキングされたハンドホールドを両手で保持
b) スタートとしてマーキングされたフットホールドがある場合、片足をそのフットホールドの内 の 1 つに置く ボルダーのスタートとして両足のフットホールドがマーキングされている場合、選手はそれ以上の ムーブをおこなう前に、残りの足を残りのフットホールドに置かねばならない。
7.9.2 選手がスターティング・ホールドに地面の上から手が届かない場合、スターティング・ホールドに 跳びついてスタートすることができる。
7.9.3 選手の身体の全てが地面から離れることをもってアテンプトの開始と見なされる。
「保持」の解釈が難しいところです・・・
「足がマットより離れていなければならない」
これも認識としては皆さんご存知だと思います。
正確には、「スタートホールドに触れて地面より体が離れた時点でスタート」というのが正しいと思います。
なので逆にスタート落ちも、アテンプト1回となるので注意ですね。
この頃ジムによってスタート時に左右のフットホールドを指定している事も。
セッターさんの意図する動きにしてほしい、あるいは地ジャンで飛ばれたりしない様にの措置だとは思います。
こちらもIFSCに載っている事ですが・・・・
走って行ってフットホールドを蹴ってスタートホールドに飛びつくようなスタート。
従来は、必ずフットホー ルドの指定があったが、それが無くなった。このため、足のスタートホールドが指定されていない場合は、ジャンプ後=身体が地 面(マット)から離れた後は、7.9.3 の規定でアテンプトは開始しているため、スタートホールド以外に触れることは可能と考えら れる。
さらに、ハンドホールドについては、アテンプト開始以後であれば、その保持以前にスタートホールド以外のホールドに触れては いけないという規定は見当たらない。
従って、足のスタートが指定されていなければ、ジャンプ後にフットホールドを蹴ってスタ ートホールドに飛びつくようなムーブが設定可能と言うことになる。
地ジャンスタートに関しては、ややこしい事が多そうですね。
BloCのルールによると。
2.1 アテンプトは、定められたスターティング・ポジションから選手の身体のあらゆる部位が地面から離れたと きに開始とする。
※スターティング・ポジションとは、定められたスタートホールドを両手(左右異なる場合もある)で保持し、 両足を定められたホールドか壁に置く状態である。
こちらの「状態」をどうとらえるかによると思います。
コンペの種類も増えて色々なジャッジの合否もあるとは思いますが、
「スタートポジションとは、両手をスタートホールドに触れている状態でかつ足がホールド、もしくは壁をついて地面から体が離れている状態をスタートとしてみなす」
足が地面より離れるのと、片手でもスタートホールドより離れるのが同時では上記の「状態」とは認められないですね。
話は少しそれますがIFSCルールによると
7.4.4 採点のために選手が以下のことをおこなうごとにアテンプト1回が加算される。
a) 7.9.3 の規定にしたがいボルダーを登り始めた;
b) スターティング・ホールド以外に手または足で触れた、もしくはチョークをつけた;
c) 「ティックマーク」を追加した。
つまりアテンプト1回覚悟で、ホールドを触って持ち感を確認するのはOKという事になってしまいますね。
まとめ
「スタートポジションとは、両手をスタートホールドに触れている状態でかつ足がホールド、もしくは壁をついて地面から体が離れている状態をスタートとしてみなす」
ありがちなダメなスタート
1、スタートホールド以外のホールドを使って、スタートポジションに付いてからスタートする事。
2、スタートホールドを両手触れずに、1手目を取りに行く。
3、マットに足がついている状態で1手目を取りに行く。
注※ ホールドをブラッシングなどのクリーニングは手で触っていないために認められます。
グレーなスタート(指示がある場合は認めている事も)
1、地ジャンスタート(こちらは指示や説明がある場合が多くOKとされている場合が殆どです)
両手を触れて、指定フットホールドに乗せていないため、「状態」とは呼べない。
2、ホールドには触れていないが、ウォールを使用してのスタートポジション。
どちらにしても、基本的なスタートとしては両手、マットから離れて。ですがジムや岩場によって変わることも。
コンペなどで疑問に思う事や、グレーだと感じたらジャッジや運営の方に確認してみるといいですね。
上記に関しまして、間違い等がありましたらご指摘いただけると幸いです。
では、
良いクライミングライフを!
(エバーフリー クライミングジム) 2017年6月18日 13:48
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