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ブログ コラム: 2016年12月
クライミングシューズのケアについて
当店でも、シューズを購入されたお客様からよく聞かれる内容でもあります
「シューズってどうやって手入れしたら良いんですか?」
「汚れやニオイが気になってきて、どうしたら良いですか?」
「シューズの寿命は?1足のシューズでどれぐらいの期間使えますか?」
これといった答えの前に、まずシューズを扱う上でやってはいけない事ですが
①使用後のシューズをバッグ等に入れっぱなし
→使用後の蒸れたシューズを放置するのは痛みを早めます
ニオイの原因にもなりますので、通気の良い状態でよく乾燥させましょう。
②踵部分を踏みつけた状態で履く
→サイズの小さいクライミングシューズ、脱ぎ履きも多くなるため気持ちは判りますが
型崩れの原因になります。大切なシューズです、適切な脱着をしましょう。
③やたらと揉みほぐす
→②と同じ理由です、特に新品時は硬く馴染んでいないので我慢の時期です。
履いていれば足に合って自然と馴染むものですが
稀にダウントウやターンインのシューズを逆に反らせてほぐしたりする人を見かけます…
それが辛いならフラット、ストレートのシューズを選択しましょう。。。
④消臭剤を入れすぎる
→意識の高い方は使用後の乾燥も抜かりなく、シューズ用の消臭剤を
使用される方も多いですね、ですが使い過ぎには要注意です。
パウダー状のものは縫い目から内部に入りパーツ同士の接着に支障をきたす
場合があります、適切な量と頻度で使用しましょう。
ファ〇ブリーズ等のスプレー系はアルコールを含むものもあり
革と相性が悪いのでシューズによっては注意が必要です。
⑤車に積みっぱなし
→ジムや岩場にはいつも車でという方には、こうした方もいたりしますね。
①と同様乾燥には向かない環境です。特に問題になるのは夏場です
車内の温度の高さでパーツ間の接着剤が融解した例もあります。
これらのシューズの扱い方によって寿命はかなり左右されます
もちろん使用する頻度によるところもありますが、大切に使えばその分長持ちします。
シューズも消耗品ではありますが、大切に扱って頂きたいところです。
ですが、大切に扱っていてもかなりの方が気にするのがニオイ……
シューズ自体にほとんど通気性など無いクライミングシューズは
かなり気をつけていてもチョークやソールのカス、それに混じった埃
汗や皮脂が中に堆積していき、それが元にバクテリアが繁殖して
ニオイを発すると言われています。
これについての対応としては、上記と重複するものもありますが
・よく乾燥させる
・消臭剤を併用する
・なるべく汚れた足を入れない様にする
といったことに尽きます。要はバクテリアが繁殖しにくい環境を維持する事です。
履き心地が変わるため好みは分かれますが、靴下を着用する事も
汗・皮脂移りがしにくくなるので効果的な様です。
それでもゼロには出来ませんので、最後の手段は洗濯です。
一般的には水洗いはすべきでないと言われますが、高頻度でなければむしろ洗うべきだと考えます。
バクテリアはニオイだけでなく傷みの原因にもなりえますので、やはりその状態を放置する事自体マイナスです
半年~1年くらいには洗ってみるのもアリではないでしょうか。
ただし素材によっては洗う事が大きなダメージになるものもありますので
念のためメーカーや購入店に相談してからの方がベターですね。
(エバーフリー クライミングジム) 2016年12月28日 13:57
クライミング、ボルダリング用語集
あ行
アイソレーション
コンペなどで、他の選手の登りや課題を見られない様に隔離する事。
アイシング
トレーニング後に筋肉を冷やして炎症を抑える。バケツなどに氷を入れて行う。
肘まで浸かるのが理想的で15分程冷やすのがいいでしょう。
アウトサイドフラッギング
ムーブの1つ。ホールドに乗っていない足を乗っている足の外側に流してバランスを取るテクニック。
流している足でバランスを取り体が開いて落ちてしまわないようにするのが重要。
アンダー(ホールド)
下向きのホールド。手の甲を下側にして下から持つ持ち方。
インカット
内側にえぐれたホールド。大きいものは「ガバ」に、小さいものは「カチ」
インサイドフラッギング
ムーブの1つ。ホールドに乗っていない足を体と壁の間に通してバランスを取るテクニック。
オスマン
エバーフリーでは彼を超える事が中級者の登竜門
土日に来店すれば遭遇率高めです。
オーバーハング
垂直よりも手前に倒れている壁。傾斜とも言います。
オープンハンド
指を開いた状態で持つこと。主に強いと言われている人はこの持ち方で持つ人が多いです。
オブザベ―ション
課題を登る前にコースを確認する事。必ず行いましょう。(重要)
か行
カウンターバランス(ダイアゴナル)
ムーブの1つ。対角線でバランスを取る。(基本ムーブ)
核心
課題の難しい箇所の事。
ガバ
「ガバ」っと持てるホールド。あるいは持ち方の事。
カチ
厚みがなく、指の引っかかりが少ない場所や持ち方。
初心者ではまず持たない持ち方の一つで、「カチ」っともつのでそう呼ばれている。
アーケやクリンプともいうが、日本ではカチが一般的呼び名で通っている。
ガストン
親指側を下、小指側を↑にして肘を開いてもつ持ち方。語源はクライマーの「ガストン・レビュファ」とされています。
カンテ
壁などの角、角度の付いた角の部分。
ガンバ
応援する時の掛け声。「頑張れ」の略。癖になるとボルダリング以外の時にも言っちゃう。
キョン(ドロップニー)
ムーブの1つ。両足がホールドに乗っている状態で、片方の足の膝を内側にひねり、ひねった側の手で次のホールドを取りに行く。
膝に負担がかかるので過度なキョンや多用には注意が必要です。
キャンパシング
キャンパスボードを用いたトレーニング
足を使わず上体のみを総動員して動きを出す事。
クラック
岩の裂け目、割れ目を指す。
クラッシュパッド(ボルダリングマット)
岩場で安全を確保するマット。
クリップ
ロープクライミングでカラビナにロープを通す事。
グレード
クライミングにおけるルートのレベル・難度の事を指す
国内のボルダリングでは「段級グレード」を用いる事が多い。
クロス
ムーブの1つ。保持している手よりも奥のホールドを逆の手で取りに行く事。
さ行
サイドプル
ホールドを横から引く様に持つ。
三点支持
ボルダリング、クライミングの基本。足を開いた状態なら正三角形、手が開いた状態は足は1つのホールドに乗り逆三角形を作りバランスを取る事。(基本の動き重要)
シェイク
腕を振って筋肉を回復させる行為
シットスタート
両手でスタートホールドを保持して、座ってスタートする事。
ジャミング
クラック(岩の裂け目)に手を突っ込んで保持する事。
スタティック
ムーブの1つ。静的動作。主にガストンで保持をして、取りに行くホールドが持ちにくい場合や、ポケットやカチの時などに行うムーブ。若干のパワフルさが要求される。
スタンス
足置きの事。フットホールドを指す場合もある。
ステミング
横隔などの壁に両足で突っ張る。両手を離せる状態を作りレスト(休憩)する場合もある。
写真
スポット
登っている人が落下した場合の安全確保を行う。本人が落下に伴い接触などで怪我をすることもあるので注意が必要。
スメアリング
角度のないホールドや壁、岩などにソールを押し付けて摩擦で踏む。スメアリングで壁や岩場でバランスを取ることもある。
スローパー
指の引っかからないホールド。丸みを帯びているものが多い。
正対
カベや岩に対して体が正面を向いている状態で登る事。
セッター
ジムなどで、課題を設定する人を指す。
た行
ダイアゴナル(カウンターバランス)
ムーブの1つ。対角線上でバランスを取る。(基本ムーブ)
ダブルダイノ
ジャンプして両手でホールドを取りに行くムーブ。
ダウントゥ
クライミングシューズのつま先が下側に変形しているシューズの種類。強傾斜やルーフを登るのに向いている。
ターンイン
クライミングシューズの親指側が内側に変形しているタイプ。インサイドを使う場合、正対で登る時に適している。
チクタク
ホールド持ち帰る為のテクニック。片手でしか持てないホールドを他のホールドを経由して持ち替える。
地ジャンスタート
手の届かないスタートホールドに、ジャンプして取り付く方法。
チョーク
手に付ける滑り止めの粉。岩場では帰る際のクリーニングを忘れずに。マナーです。
チョークバック
チョークを入れるバック、または袋。腰から下げるタイプはジムで使用する際にはチョークボールに入れて使うのがマナーです。
直置きできるバックタイプは粉をそのまま直に入れて使う事もある。
チョークボール
粉を袋に入れた物。使い切りタイプと詰め替えタイプがある。
デッドポイント(デッド)
体を引き付けて一瞬無重力状態にして、次のホールドを取りに行きます。
手に足
手で持っているホールドに、足をあげる。
トゥフック
つま先を引っ掛ける事。
トップロープ
ロープクライミングの種類の一つで上から吊り下げられている状態で登る事。
トラバース
壁や岩を横移動する事。
な行
ナチュプロ(ナチュラルプロテクション)
岩場で、ロープなどを使用する際に使用する道具。カム、ナッツなどがある。
ニーバー
岩やホールドに、膝と足を突っ張り棒の様にして体を支えるテクニック。
ヌメる
手汗で滑ってしまう状態。
ノーハンド
登っている最中に両手を手放しにできる状態。
は行
ハイステップ
高い場所に足をあげて、岩やホールドに乗り込むムーブ。
ハイボルダー
ボルダリングとしては比較的高さのある課題や岩。
パキる
指の関節や腱を痛める事。
ハーネス
ロープクライミングで使う道具。腰に装着し、ロープを通して安全確保を行う物。
パンプ
筋肉が疲労して前腕が、パンパンの状態になる事。
ヒールフック
踵をホールドや岩に引っ掛けるテクニック。
ビレイ
ロープクライミングで安全確保を行うこと。
ピンチ
親指と、他の指で挟むように持つ持ち方。
フットホールド
足を置くホールドをさす。
フラッギング
片足だけをホールドに乗せて、乗せてない足を流してバランスを取る。インサイドフラッギングやアウトサイドフラッギングなどがある。
フラッシング
他の人の登りをみて、オンサイト(一度目のトライで完登する事)すること。
フリクション
摩擦。手の平の摩擦や靴の摩擦。
フリーソロ
通常ならばロープなどの安全器具を使うところを、安全器具無しで登る行為。常に危険が伴う。
プロジェクト
試登中の課題の事。
ポケット
指しか入らないような、穴の空いた形状の岩やホールドを指す。
ボルダリング
安全器具を使わないクライミングの種類。比較的低い壁を登る最もシンプルなスタイル。
ホールド
岩を登る際に手掛り足掛りとなる箇所、人口壁では取り付けてある突起物の事。
ま行
マッチ
一か所を両手で持つ行為。
マルチピッチ
複数のルートをロープを使って登る。
マントル
頂上で体を返して這い上がる様にして登るムーブ。
ムーブ
クライミング、ボルダリングでの動き、テクニックの事。
持ち替え
片方で持っているホールド、岩をもう片方の手で持ち替える事。
ラップ
ホールドや岩を包み込むように持ち持ち方。
ランジ
ジャンプして次の手を取りに行くムーブ。この時に両足は離れる。
ランナイト
ルートの途中でプロテクションの間隔が遠くなる事。落下の場合落ちる距離が増える。注意が必要。
リソール
クライミングシューズの底(ソール)の部分を張り替える。
リップ
クライミング、ボルダリングで強傾斜の部分から緩傾斜へ移り変わる角の部分の事。
リード
ロープクライミングで下から自分でロープを掛けながら登る事。吊られている場合はトップロープ。
ルーフ
屋根の様な場所の壁。
レースアップ
クライミング、ボルダリングシューズの種類の一つ。靴紐タイプ。
レスト
休憩の事。登っている最中に持ちやすいホールドで休んだり、ステミングなどで両手を離して休んだりすることもある。
レイバック
カンテ(壁や岩場で角度が付いている角)やクラック(岩の裂け目)などで腕と足でで突っ張りながら登るテクニック。
レッドポイント
2回目以降のトライで完登すること。
(エバーフリー クライミングジム) 2016年12月18日 11:23
ボルダリング上達法 その5(足の使い方中級編)
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足の使い方基本編)
● ボルダリング上達法その4 (ムーブの種類を知ろう基本編)
シューズ
● クライミングシューズの選び方その1 (種類)
● クライミングシューズの選び方その2 (サイズ&タイプ)
前回のボルダリング上達法 その3(足の使い方基本編)では、初心者さんが登る際に壁に付いたホールドへの立ち方や、なぜつま先を使うか等説明させて頂きました。
今回は、その他の足使いについて書いていきたいと思います。
ボルダリングは「腕で登るスポーツ」というイメージが初心者さんはあると思いますが、基本的に足で登ります。
脚力に比べれば腕力はとても小さいものになります。
生活していれば、「重力に逆らって立っている事」も、ある意味足の筋肉トレーニングになっています。歩行は最たるものです。
同じ事を腕でやっていると思ってください。
脚でただ立っている=逆立ち 歩行=逆立ちで前へ進む
普段何気なく生活しているだけで、皆さん足へ負担をかけて筋肉トレーニングしているのですね。
ボルダリングでも、その私生活で鍛えてきた脚力の「強み」は活かしていきましょう。
まず前回の基本編での「爪先で立つこと」をふまえた上で、中級者になった時の足使いを練習してみましょう。
立ち方の種類として「インサイドエッジ」も「アウトサイドエッジ」も基本的にはつま先です。
つま先立ちをキチンと出来ていないと、悪い癖がついてしまい「ベタ置き」のクセが抜けなくなります。
その際に、シューズのサイズも重要です。
緩すぎるシューズを履いてしまってはつま先の感覚がつかめない為に「ベタ置き」になってしまいます。
初心者のうちに「つま先立ち」を自然とできるようにしましょう。
★ スメアリング
角度の付いていない滑りそうなホールドやウォール(壁)に、ソールを押しあてて踏むテクニックです。
一見ベタ置きに近いですが、土踏まずで踏むという事はありません、注意しましょう。
力の入れ方のコツとしては、ホールドや壁を上から踏むのではなく、斜めから押しあてる様なイメージです。
この時に体が壁にくっついてしまっていては、角度がつけられず真上から踏んでしまい滑ってしまいます。
身体を少し壁から離して、角度を付けて押しあてるのがポイントです。
力の入れ方が足りないと滑ってしまいますので、しっかり力を入れて押しあててください。
★ ヒールフック
踵をホールドかカンテ(壁の角度が付いている場所)などに引っ掛けるテクニックです。
腕だけでは引き上げがきつい場合や、角度のきつい傾斜壁やルーフ(屋根の様な壁)で、片腕になってしまうと落ちてしまう時などに足を手の代わりとして使います。
ヒールフックは、中級以上の課題では必要不可欠になってきます。
★ トゥーフック
足首を曲げて、足の甲をホールド、またはカンテに引っ掛けるテクニックです。
レスト(登っている最中に休む事)のときや、片腕になる時、バランスが崩れるのを防ぐ等、様々な使い方があります。
基本的は体をくの字にまげて、足を延ばして引っ掛ける様に使います。(例外もあります)
足の甲の部分を引っ掛けるのですが、最近のクライミングシューズにはラバーが貼ってあり滑りにくくしている物もあります。
★ はさみこみ
角度のきつい傾斜壁や、ルーフ(屋根の様な壁)でよく使われるテクニックです。
主に、つま先で引っ掛けられない場合や、持っているホールドが殆ど持てない時に、足で挟んで手の負担を減らしたりします。
奥側の足はトゥーフックの様に引っ掛けて、手前側の足は押し当ててはさみます。
★ ニーバー
大きくせり出たハリボテやホールドに、足(主にふともも部分)を引っ掛け、引っ掛けた足を突っ張り体を安定させるテクニックです。
引っ掛けたハリボテやホールドの形状にもよりますが、手を離してノーハンド(何もホールドを保持していない状態)になる事も可能。
引っ掛けたい足のつま先でホールドをしっかり踏み、ハリボテなどに膝から太もも部分を引っ掛けます。
足の長さや身体の大きさにもよりますが、その際ホールドを踏んだ足の踵をしっかり上げて突っ張ります。
(エバーフリー クライミングジム) 2016年12月15日 14:14
ボルダリング上達法 その4 ムーブの種類を知ろう(基礎)
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足使い方基本編)
● ボルダリング上達法その5 (足の使い方中級編)
● ボルダリング上達法その6 (ジムに行けない人、行けない時のトレーニング)
シューズ
● クライミングシューズ選び方その1 (種類)
● クライミングシューズ選び方その2 (サイズ&タイプ)
ボルダリング初めての方が、中級者、上級者を見てなぜか簡単そうに見える。なぜずっと登っていられるのか?
そんな疑問を抱く事が多いと思います。
ボルダリング、クライミングでは普段生活している中では中々使わない筋肉を使って登っていく、また通常生活ではやらない動きをします。
逆に言ってしまえば、普段使っていない筋肉を使う事により基礎代謝が上がりシェイプアップ、ダイエットにもつながり、引き締まった体にもなります。
ボルダリングでは通常ジムでは中々鍛えられない部位のトレーニングや、あらかじめゴールが設定してあるため、自主トレではついつい限界を自分で設定してしまい「鍛えたつもり」になりがちな事もなくなると言う訳です。
ではなぜ、中級者以上の方は楽そうにかつずっと登っていられるのか?
それは、ボルダリング、クライミングでは特殊な動き(ムーブ)を使って登っているからです。
ある程度回数を重ねていくと垂壁だけではなく、傾斜(オーバーハング)や屋根の様な(ルーフ)といった場所に挑戦していく事になります。
初心者、初級者の方は90°以上の壁がどうしてもきつくなってくる。その時に力任せではなく、「ムーブ」を使って登ることが重要になってきます。
登り方には、基本となる登り方がありますが、ここでは大きく分けて「ダイアゴナル」と「正対」との2つとします。
この2つは対照的な登り方です。どちらにも特徴があるので使い分けるといいでしょう。
下記説明ですが、ボルダリングはとても複雑で2つとして同じ課題、同じ形はありません。例外もありますのであくまで「基本」として認識してください。
高グレードになれば、基本以外の動きや足置き、持ち方も出てきます。
1ダイアゴナル(カウンターバランス)
まず大切な事が、次出したい手が右側にあるのか左側にあるのか、オブザベーション(登る前にホールドを確認する事)できちんと確認しておくことです。
特徴としては2つ。「力を温存して登ることが出来る」「体をひねる事により、より遠くのホールドを取りに行くことが出来る」
下記の写真を見てください。この後右側にある白いホールドを取りに行きたいので右足に重心が乗っていることが分かります。
この時、足の使い方としてはアウトサイドエッジになります。
取りに行きたいホールドが右側にあり右手で取りに行くのであれば、右足でホールドに乗り右足に重心を置く事です。逆に左手を出したいのであれば左足でホールドに乗り左足に重心を置く事。足が自由に選べる課題であれば乗りやすい形、場所のホールドを選びましょう。
手を出したい側の体側面を壁側にして、出す手とは逆側の手(ここでは左手)に角度を付けて引くように持ち重心を取ります。
その時に負荷をかけているのが手ではなく、足に重心が乗っていることが大切です。
腕は引きすぎず、ある程度伸ばします(ここではあくまで基本動作なので伸ばすと伝えますが、基本ボルダリングでは脱力をして腕を伸ばす事はありません。曲げると認識だけしてください。今後の上達法にて)
体をひねり、その負荷がかかっている足で立ち上がる様に次のホールドを取りに行きます。
軸足は右足になっていて、この時に重心が左手になっている。手の力で上がっているのではなく軸足の右足で伸びあがって右手のホールドを取っていることが分かります。
この状態でバランスがとれていればダイアゴナルの状態です。
課題の中ではこの動きは一部分でしかありません。連続した動きの中でこの動作をスムーズにいれることが習得できたという事になります。
足が自由に選べる課題であれば、下記写真の様に両足残して立つことが出来ます。
ですが、足も指定されてしまう足限定課題になってくると、片足しか乗ることが出来ない場合も増えていきます。
その場合下記写真の様に、壁を脚で軽く蹴ってバランスを取る場合もあります。これをスメアリングといいます
2正対
正対とは、ダイアゴナルとは真逆で、壁に対して体を正面に向けて登ります。
特徴としては、壁に近づくことが出来る。足が高くハイステップの時に足に乗り込みやすい。などがあります。
例外もありますが、ダイアゴナルよりもパワフルな登り方になります。
また、足が内股の人はダイアゴナル、がに股の人は正対が得意という特徴もあります。
この時足の使い方はインサイドエッジになります
下記の様に壁に正面で向き合います。ダイアゴナルも同様ですが足はきちんと爪先で立ちましょう。
ある程度腕は伸ばします。(こちらもダイアゴナル同様ですがボルダリングでは基本脱力して腕を伸ばす事はしません。曲げると認識してください。今後の上達法にて)
この時の重心が体の中心にある状態に体勢を整えます。
タイミングを合わせ、少し沈みこんで勢いをつけて、両手でひきつけて右足に乗り込みます。
行きすぎず、また届かないことが無いように、しっかり立ち上がって右手を取ります。
取った時も、右足にしっかり乗り込んで右手の引き、左手の抑えでバランスを身体の中心にすることを意識してください。
ダイアゴナル同様ですが、課題の一部分になるので連続した動きの中でスムーズに取り入れていける様にしましょう。
どちらも特徴があり、片方だけでは良いという事はありません。
自分の得意不得意、状況に応じて使い分ける必要があります。
(エバーフリー クライミングジム) 2016年12月 9日 12:57
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